今回のテーマは渋谷や自由が丘に店舗を出している居酒屋「てっぺん」の朝
礼についてです。
元気になれる居酒屋、名物の朝礼に参加できる居酒屋として、TVや本でも有
名ですのでご存知の方も多いかもしれませんね。

てっぺんでは、「繁盛する店づくり、強い組織・会社作りはまず元気な朝礼
から！」ということで、朝礼は来店客も通りすがりの人も見学できる公開朝
礼を採り入れています。
現在では、月間800人が見学に訪れるほど、本当にテンションの高い、熱
い朝礼なのです。

代表取締役の大嶋啓介氏が、この朝礼形式を採るまでに、様々な飲食店を観
察してたどり着いた結論は「繁盛店とそうでない店との間の熱意の差。繁盛
していない側の店長にどれだけやらされているという感覚でやっている人が
多い事か」ということです。

朝礼の目的は「やらされている感覚」ではなく、「スタッフ全員が本気でや
る！」ために、仕事の意味づけをすることです。「一人ひとりの夢と、今こ
こにいることの意味と価値をがっちりと繋げてあげること」により、「スタ
ッフがやらされるのではなく、自ら能動的に動き、全員が本気で業務を行う
気持ちをつくり上げる」ことが重要なのだそうです。

「元気のよさは伝染する。元気なところに人は集まる。本気を引き出す」
「人生でうまくいく人といかない人との違いは、思い込みの差でしかない。
自分に対してどのような思い込みをしているのか。この違いが、人生でうま
くいく、いかないの、大きな差になってくる。この思い込みの壁を全員で破
る。」

そうやって仕事の始まる朝礼で、なりたい自分をイメージすることや、何の
為に仕事をするのかをはっきりさせることは大事ですね。実際に朝礼を体感
してみてモチベーション向上やチーム作りに朝礼を活用してみてはいかがで
しょうか。てっぺんではスタッフが企業や学校に出向いて、出張朝礼も行っ
ているそうです。

大嶋氏は「視点が変われば未来が変わる」という認識を広めるため、日本各
地で年300回ほどの講演を行っています。
やる気のない人でも、「可能性に気づけば、人生は変わる！」ということを
証明するため、てっぺんでは、あえて「やる気のない人」を優先的に採用し
ているそうです。実際、てっぺんに入社した人たちはみんな、驚くほどの変
化が見られるということです。

とことんその人の可能性を信じてあげること。物事の見方を変えて本気を出
すこと。
こんなシンプルな方法で人は変わるそうです。人の可能性を引き出せる場所、
てっぺんで元気になってみてはいかがでしょうか。