先日、「星座差別で悩む中国求職者」という記事が香港の新聞に掲載されたというニュースを見ました。星座占いが流行している中国では、求職者の採用をその人の星座で決定している企業が増えているそうです。
例えば、ある中国の旅行会社の求人欄には、「ふたご座、てんびん座、みずがめ座の人に限る」と掲載されていて、他の星座の人は応募資格すらないのです。
近年、中国では星座に偏見を持つ企業が多く、一番就職のチャンスが少ないのはおとめ座だそうです。おとめ座の人は気難しく、離職率が一番多いのがその理由だそうです。
星座だけでなく、中国では、特定の血液型や飲酒の可否など様々な採用条件が設けてある場合があり、中国人大学生が直面している就職難をさらに厳しいものにしているようです。
日本で、星座や血液型を求職者の採用基準にしている企業はないかと思いますが、年々、変わった選考方法をとる企業が増えてきているようです。
例えば、保険流通事業を行うフィナンシャル・エージェンシー。2014年度採用における1次選考通過者に対し、3次選考までの行程を免除する採用企画、特別電話面談「ジョブクリ コール」を実施しました。1次選考通過者の中からランダムに選ばれた学生が、Facebook上に掲示される課題を同社からかかってくる電話で回答するというもので、いつ電話が来るかわからない中での対応能力、Facebook上に投稿される課題をコミュニケーション能力でクリアするというものです。その選考基準を満たした場合のみ、3次選考までの行程を免除されるそうです。ちなみに、2014年度の課題は「2分間で靴を売り込んでください」という内容でした。
面白法人カヤックでは、2013年4月1日限定で、ウソの履歴書でのエントリーを受け付けました。エイプリルフールであるこの日だけはハーバード大学の卒業生になるのも、ノーベル賞受賞者になるのも自由。ウソをつくのも才能のひとつということで、面白いウソをつく人を採用するという方針を打ち出しました。実際2名が書類審査を通過して面接に進んだとのことです。
システム開発を行っている株式会社シグマクレストでは、社員の特技や趣味で勝負し、「勝つ」または「気があったら」 一次面接突破。これまで、ボウリング、ビリヤード、ダーツ、カラオケなどが実施されたそうです。
その他、「!マークを使って思いつくことを書きなさい」という試験を出す通販会社や、「サザエさん一家に高級オープンカーを買わせるにはどう営業する?」という問題を出題する大手企業があるなど、「これが正解」というものはなく、個人のユーモアやビジネスセンスを重要視する企業が増えているようです。
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