日経トップリーダー2月号に、ファクトリージャパングループの人材育成に重点をおいた『ヒト軸経営』についての記事がありました。

同社の社長である子安さんは、「自分という存在を押し殺してでも、後輩や部下を育て、売り上げを達成できる社員にする。その時初めて上司である君たちが評価される。それがファクトリージャパングループの『ヒト軸経営』だよ」と若手社員に語っています。

入社した社員を店長にふさわしい人材に育成し、その店長たちが今度は自分たちの部下を自分の分身と呼べるまで指導・教育していく。その繰り返しによってレベルの高い人材を育成することを可能にしているようです。

社員一人ひとりの仕事の成果や能力に応じて評価される成果主義が台頭している現代で、個人プレーではなく、組織全体が一丸となって質の高い人材を育成していく、その仕組みづくりには、とても感心させられました。

人材育成に力を入れている会社は、今後、会社の業績が悪化したとしても、社員と会社が一丸となって乗り越えていく力を備えていると思います。

これからは、個人の成果だけで社員を評価するのではなく、部下の育成についても評価してあげると社員同士の団結力などが生まれ、会社の成長につながるのではないかと思いました。