今回は、「大震災発生時のディズニーのキャスト対応」についてご紹介したいと思います。
様々なニュースやブログなどで大震災発生時のキャストの対応が素晴らしかったと絶賛されており、ゲストからも感動の声が寄せられているようです。
大震災発生当時、東京ディズニーランド及び東京ディズニーシーの両パークには合わせて約7万人のゲストがインパーク(入園)していました。
東京ディズニーランドでは多くのキャラクターを引き連れてパレードを行っていましたが、地震の影響でキャラクターを乗せたパレード車は全て停止してしまったそうです。
ミッキーを始め多くのキャラクターやダンサー達がパレード車から動けない状態でしたが、救出されるまでの数十分間、笑顔でゲストに手を振り続けていました。
また、「深呼吸してしゃがもう」というジェスチャーを行うなどして、ゲストの不安を和らげようとしていました。特に妖精役の外国人ダンサーはビル2階程の高さでかつ狭い足場に踏みとどまらなければならない状態でしたが、恐怖心を表に出すことなく笑顔を絶やすことはなかったそうです。
東京ディズニーシーではマーメイドラグーンシアター内で、アリエルのショーが上演されていましたが、地震発生により観客がパニックに陥ってしまいました。
そんな中、ワイヤーで宙吊りになっていたアリエルは危険な状態であるにもかかわらず笑顔で懸命に手を振り続けていたそうです。揺れが収まり、アリエルが退場すると、客席からは大きな拍手が起こりました。
その他にも、キャストは自らが建物の側に立ってゲストを誘導したり、ブランケットやタオル、カイロなど、できるかぎりのものをゲストに提供したりして、薄着のコスチュームのまま不眠不休で頑張ったそうです。
常々ディズニーのキャスト対応は素晴らしいと思っていましたが、地震など予期せぬ災害時にでも、ゲストを第一に考え、実行することができるプロ意識の高さには驚かされました。
ディズニーが現場キャストに徹底させているのは安全性(Safety)、礼儀正しさ(Courtesy)、ショー(Show)、効率(Efficiency)の4つ(頭文字をとって
「SCSE」という) の行動指針であり、S→C→S→Eの優先順位で行動することが求められています。
今回の大震災で、ゲストから絶賛されるようなキャスト対応ができたのは、ミッション(すべてのゲストにハピネスを提供する)や行動指針が、社員を始めアルバイト1人ひとりにまで浸透していて、その重要性を確認し合う職場環境があったからだと思います。
私は、このニュースを聞いてから、ますますディズニーのことが好きになりました。
4月より営業を開始するようですので、夢や元気をもらいに、またインパークしたいなと思います。
3月31日に放映されたTBSの人気番組「ひみつの嵐ちゃん」で久しぶりにミッキーの姿を見ることができました。
現在、東京ディズニーリゾートは営業を自粛していますが、ミッキーのテレビ出演は被災者の方々に対して勇気、夢、そして元気を与えるためのディズニーなりのプレゼントだったのかもしれません。
やはりディズニーのキャラクターには夢があって、見ているだけで、幸せな気持ちにさせてくれますよね。
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